忍者と兵糧丸
中世戦国時代の携帯栄養食と言われる兵糧丸
忍術の秘伝書として名高い万川集海には飢渇丸と呼ばれる物も登場します。
どちらも食事として考えるととても十分な量とは言えませんが、
忍者はそのような状況に耐える為に普段から空腹や少食に慣らしていたと想像します。
現代の忍術修行者も断食や少食を実践する者がいて、
長い方だと一ヶ月もの間、食事をとることがありませんが、
その間も日々の修行や仕事を休まず行っています。
断食期間が長いと頭痛やめまいのようなものが起こりますが、
多くは低血糖によるものと推察されます。
先述の兵糧丸や飢渇丸には糖質が多く含まれることから、
低血糖状態を防ぐ役割があったと考えられています。
日頃の修行と兵糧丸等による適切な栄養補助により
命懸けの厳しい任務から生還を果たしていたのではないでしょうか。