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忍者と兵糧丸

中世戦国時代の携帯栄養食と言われる兵糧丸
忍術の秘伝書として名高い万川集海には飢渇丸と呼ばれる物も登場します。

どちらも食事として考えるととても十分な量とは言えませんが、
忍者はそのような状況に耐える為に普段から空腹や少食に慣らしていたと想像します。

現代の忍術修行者も断食や少食を実践する者がいて、
長い方だと一ヶ月もの間、食事をとることがありませんが、
その間も日々の修行や仕事を休まず行っています。

断食期間が長いと頭痛やめまいのようなものが起こりますが、
多くは低血糖によるものと推察されます。

先述の兵糧丸や飢渇丸には糖質が多く含まれることから、
低血糖状態を防ぐ役割があったと考えられています。

日頃の修行と兵糧丸等による適切な栄養補助により
命懸けの厳しい任務から生還を果たしていたのではないでしょうか。

忍術家 相模(サガミ)

神奈川県在住の忍術家。 幼少より武術を学び、伝統忍術を継承する忍道の師範忍。 カルチャーセンター講師や様々な忍術学習プログラムを企画開発し普及に務める。 相州ノ忍発起人。古武術や密教瞑想、伝統的な忍術を基にした身体調整法などを指導し、自らも滝行、山籠り等様々な修行とその効果を検証する。 忍術指導者として十年以上のキャリアを持ち、その活動は国内に留まらず2014年にはスウェーデンで演武、忍術講習を行うなど近年活躍の場を広げている。 2019年甲賀伴党宗師家川上仁一、三重大学教授山田雄司監修による忍道の師範を拝命。

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