現代人が呼吸と印で解決できる事例

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現代人が呼吸と印で解決できる事例

コミュニケーション能力を上げるには?

印や瞑想法の上達の指標として、その状態が長く続くというものがあります。
そして感覚する範囲を広げていくという指標もあります。
具体的には印を組み呼吸法をしていて耳の感覚を研ぎ澄ませた時に近くの音だけではなく離れたあたりの音に敏感になり、更に音だけではなく気配を感じるようになったりしていきます。
繰り返していくと、自分は何かをやっている時でも感じられる範囲が広がっていきます。
コミュニケーション能力を上げる時には色々な人の動きを見ていかなければいけません。
1人だけの動きを見ていると他の人と衝突してしまいます。
コミュニケーションの相手が1人だったとしてもその人のバックにいる存在や影響も含みコミュニケーションがはかられるものなのでそこに対して感覚が向けられているように自分の感覚を広げる訓練をしていきます。
更には相手を受け入れる、突っぱねることの両方が大事になります。
コミュニケーションの中には自分に対してよろしくない人を遠ざける必要もありますので受け入れるばかりではなく遠ざけるための準備も必要です。
その両方に目を向けている心を作っていくために獨鈷印(とっこいん)や外縛印(げばくいん)を組みます。
獨鈷印(とっこいん)は受け入れる心を作り、外縛印(げばくいん)は相手を遠ざける心を作ります。
最初の段階の感覚を鋭敏にしていく時に組む印は獨鈷印(とっこいん)、日輪印(にちりんいん)を組みます。

怠け心をなくすには?

怠け心というのは自分の内側から出てきているものなのでそこに向かって対処する事が分かっていると解決できる。
やらなければいけないと決めてしまえば人は動けるものなので、怠けることに対して自分が行動していくというものを内獅子印(ないじしいん)で作ります。
そして作った心を外に向けていかなければいけないので外獅子印(げじしいん)を組んでいきます。
言葉にしてしまうと簡単なのですが、怠け心というのは集中力が続かないなど様々な要素を含んでいるので一概には言えない部分もありますが少しずつ続けていきます。
忍者の修行の中でも怠ける心は強敵だとされています。
怠け心があるという事は、怠け心に対処する方法も取りたくないという事なので自分の置かれている状況などを整理していく指向性を持たせて動き出すことを自分に強く意識させていくために印のかたちをかりて取り組みます。
怠けるとは「なま懈怠(けたい)」なので指向性をもって抜けていきます。

想像力、企画力を上げるには?

抽象的なようで具体的にしていかなければいけない事柄です。
神秘的とか、宇宙とか、それがなんなのか分からなければそこに意識を届けることだ出来ません。
要するにどこに向かえばいいか分からない状態の時は何処にもいきません。
自分のなかでもやもやするだけになってしまいます。
一度、指向性の訓練をしておくことが大事になってきます。
神秘的とか、宇宙とか、を想定した場合、自分の世界を超えたものを想定しているとおもいます。その領域に枠を広げていくためにそこに向かって行動するという指向性をもたせるものがあると到達しやすくなります。
その上で抽象的な印を組んで自分の心を開放的な状態にしていくと想像力や発想力が高まっていきます。
外獅子印(げじしいん)、内獅子印(ないじしいん)で外に向けて内に向けてしっかりと指向性を持たせたうえで智拳印(ちけんいん)から日輪印(にちりんいん)大金剛輪印(だいこんごうりんいん)に繋げていくとよいでしょう。

集中力を高めたい時の対処法はありますか?

短期的な集中力を高めたい時は刀印(とういん)や獨鈷印(とっこいん)を組みます。
より長く集中力を高めたいのであれば、一番最初の項目のストレス対応で説明したトレーニングの中で自分の感覚が長続き出来ていることを感じて繰り返していく事が大切です。
ポイントは無理なく積み重ねることによって穏やかな静かな集中力が持続できるようになります。
結果的にミスを無くしていく事が出来ます。

記憶力を高めたい時の対処法はありますか?

記憶力は自分に入ってきたものをどれだけアウトプットし続けるかにかかってきます。
その回数が多くなる、多くなった感覚が大事で、その感覚があると記憶力を高めることが出来ます。
具体的な対処法として印を組み続ける、真言を何万回も唱え続ける、九字「臨、兵、闘、者、皆、陣、烈、在、前」を唱え続けることをします。
具体的に覚えたい事柄を覚えようとする前にマインド作る事をしていきます。

スポーツで上達したい時の対処法はありますか?

身体の動き、身体の使い方を変えていくということは印の中でも行います。
身体が動くのは脳がイメージをして運動想起という状態、動きのイメージになって実際に動きに移っていきますが、そのイメージを作り上げることはとても大事です。
印の中では自分の状態がイメージと合致していくように訓練していきます。
上手く動けていない時はイメージと実際の動きがあっていない状況にあるので動きとイメージを合わせていく事をします。
また印や呼吸法は自律神経を整える働きがあると言われていますが具体的な自律神経の整え方の中に自分の脊椎、身体の中心に感覚を向けていくことが大事です。
印や瞑想の時はなるべく四肢の力を抜いていき、自分の外側はバランスよくしていきます。
そうする事によって自分の中心に感覚が向きやすくします。
身体を動かく訓練の時も末端から動くのではなく自分の中心から動くことが身体の機能を高める、柔軟性、筋力がアップするというすべてに掛かってきます。
具体的に跳躍力を高めいというように外側に目標があるのであればイメージをしっかり作って外獅子印(げじしいん)を使ったり、内側に目標があるのであれば内獅子印(ないじしいん)を使い志向性のあるもので対処することもできます。
柔軟性を高めたい場合のであれば、印としては獨鈷印(とっこいん)を組んで身体を緩める事をしていきます。
観想、イメージ法の中に五大感があります。
五大感は「地・水・火・風・空」です。上に行けばいくほど物質的なものから離れていきます。水というのが肉体の柔軟性の限界値と考えられています。
風には肉体はならないからです。
印を組み肉体の観想、イメージをする時は「水」の観想をしていきます。
体のパーツで言うと腸のあたりが「水」の場所になります。
この辺りの感覚を全身に広げていきます。
五大感はそれぞれ体の場所が決まっています。
「地」でしたら足腰、下丹田あたりになります。
「水」でしたら腸、腎臓あたりになります。
「火」でしたら肝臓、心臓あたりになります。
「風」でしたら鼻、肺、口、喉、風が通り抜ける場所になります。
「空」でしたら自分の心、目から上で物理的次元を突破した肉体(頭頂)の上の空間まで含みます。
観想に耐えうるイメージ力を高めるために印を組みます。
印は目に見えているので、目に見えていない観想だけではイメージを定着させるのが難しいです。
ですので印を組みながら観想して印を組んでいる間はこの観想が続く意識を創っていきます。
イメージ力が高まってくると印の力をかりなくてもイメージが持続させられるようになっていきます。

睡眠をしっかりとる方法はありますか?

人は頭を使っている割合が多いときと、身体を使っている割合が多いときとありますが頭を使っている時は睡眠に適さないので獨鈷印(とっこいん)を組んで体に意識を向けていきます。
忍びは体のトレーニングもしますので体のトレーニングを積んでおくと睡眠はとりやすいです。