運勢占い・忍者の視点

優れた忍者はどのような状況でも
運に頼らず乗り切ることができるのか。

どれだけ科学が進歩し様々なことが解明されても、
未だ人類は全ての出来事の結果を正確に知ることはできません。

運に任せるしかない＝正確に予測することができない
という状況はいつか起こります。

予測出来ないことへの対処に忍者も占術(うらない)を使いましたが、
結果を安易に信じてはならないということが忍術書に書かれています。

むしろ占いで良い結果が出たと嘘をつくことによって
味方の士気を高めることに利用したりと
占いに対しても現実的な利用法を採用していたようです。

運の良いも悪いも、その結果を冷静に受け止める。

日頃から物事の結果に一喜一憂せず心を安定させ、
何事にも対処出来るよう次の準備を整えます。

予測不能な時代を乗り越えてきた
忍者のフラットな視点を取り入れてみてはいかがでしょうか。

忍術家 相模（サガミ）

神奈川県在住の忍術家。 幼少より武術を学び、伝統忍術を継承する忍道の師範忍。 カルチャーセンター講師や様々な忍術学習プログラムを企画開発し普及に務める。 相州ノ忍発起人。古武術や密教瞑想、伝統的な忍術を基にした身体調整法などを指導し、自らも滝行、山籠り等様々な修行とその効果を検証する。 忍術指導者として十年以上のキャリアを持ち、その活動は国内に留まらず2014年にはスウェーデンで演武、忍術講習を行うなど近年活躍の場を広げている。 2019年甲賀伴党宗師家川上仁一、三重大学教授山田雄司監修による忍道の師範を拝命。