忍者の実態(日常生活や使命)
・戦国時代までは日常は戸隠の山にこもり修験道の修行を行い、戦が始まると武将に雇われ間者として活躍しました。 任務が終わると給金をもらい、また修験道の修行にもどる生活をしていました。
・修験道の修行を終えて日常的に修験道の修行を行わないも者は芸人や農民や商人その他の一般の人と同じ生活をおくり忍者である事が 絶対に覚られないように苦心しました。
・平素は柔和で義理に厚く、欲は少なく、理学を好んで、行いが正しく、恩お忘れない者が忍者の要素とされました。
・忠勇諜功信があり心身健康な者。
・忍びのおこなう仕事は音もなく臭いもなく智名もなく勇名もないけれども、その功は天地造化もごとき大きな仕事であるとされていました。
こうしたあり方は自己を押し殺して耐え忍び、主君に対して忠誠心を尽くすという江戸時代以来の日本人のあり方を如実に示した生き方です。